活動報告(鑑政連の動き)

空家等対策の推進に関する特別措置法について

 
2015.10.21 
  会員各位

平成27年5月19日(火)「山下たかし君を激励する会」に出席しました。
山下貴司代議士は不動産鑑定士制度推進議員連盟の事務局次長です。

山下代議士は、平成27年5月26日に全面施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」の起草から法案の提出までに尽力され、また、平成27年9月20日に出版された、『空家等対策特別措置法の解説(大成出版)』執筆者のおひとりです。

激励する会は、ちょうど、その解説書の執筆時期にあたりました。日本全国に共通する課題である空家問題の解決に向けて、不動産鑑定士の役割を理解していただく良い機会でしたので、山下代議士には、直接、市町村が空家等対策計画の作成等を行う際には、不動産全般にわたる専門家である不動産鑑定士のアドバイスが不可欠であること等を説明させていただきました。また、同解説書執筆にあたっての事務方も出席されていましたので、同様の説明をさせていただきました。

山下代議士は、不動産鑑定士制度とその社会的役割には十分な理解をお持ちでしたので、我々と共通の認識を持っていただくのに時間はかかりませんでした。そして、今般、解説書の中で「空家等対策計画の作成及び変更並びに実施に関する協議を行うための協議会の構成員」として、弁護士、司法書士等とともに、不動産鑑定士が明記されるに至りました。

すでに、広島県では、「空き家活用推進チーム」が設置され、そのチームメンバーに、各会有識者とともに、広島県不動産鑑定士協会の上河内正和会長が入られて活躍されております。今後、各地でもこうした不動産鑑定士の活躍の場が広がり、不動産鑑定士制度の役割が再認識されることを期待しております。

日本不動産鑑定士政治連盟は、不動産鑑定士制度を理解し、推進していただける政治家のセミナー等に出席し、直接、政治家に不動産鑑定士制度の意味と、その果たしうる役割について理解をしていただけるよう働きかけております。

今後も、こうした機会を捉えて、制度の発展、推進のために取り組んでまいります。